下草はシダだけ。こぼれるほど使うことでイングリッシュガーデンの雰囲気が出ます。

一年中花を楽しめる
緑と白だけの庭。

アンティークのコレクションが趣味で、イギリスが大好きな施主の希望からうまれた雑木のイングリッシュガーデン。レンガを基調とした建物に合わせ、落ち着いた雰囲気になるよう白壁やブロック塀はウッドフェンスで隠し、さらにツル植物を絡ませて野性味を出した。レンガの部分にもツル植物を配して、レンガがより引き立つようにしている。植栽にあたっては「花は白がいちばん美しい」という点で施主と意見が一致。リキュウバイ、コバノトネリコ、ナニワイバラなど、季節ごとに次から次へと白い花が咲く庭となった。オープンな庭であるため、通りを歩く人たちも足をとめて楽しんでくれている。

もともとあったアンティークの白い扉を袖垣風に使用。

施主が10年以上も育てているクリスマスローズ。涼しさを好むこの花の傍には水鉢を配置。

デッキに出ると高原の別荘にいるかのよう。お茶を飲みながらゆっくりと時間が流れてゆきます。

薄暗い中で光るように花を咲かせるイワガラミ。

使用材料および演出物
【樹木】セイヨウザイフリボク、ハイノキ、モミ、ヤマモミジ、コバノトネリコ、ツリバナ、オトコヨーゾメ、エゴノキ、ソヨゴ、リキュウバイ、ノリウツギ、イワガラミ、スイカズラ、トウテイカカズラ、モッコウバラ、シダ類
【演出物】ウッドフェンス、ガーデンライト

平面図

当ページ写真「マイガーデン」36号掲載(イワガラミ写真を除く)